究極の恋愛、貴方は耐えられますか?
〜ぬくもりの中で〜
愛を探してタイガーアッパー。
「大切な想い、、、ずっと変わらないよ」
が、キャッチフレーズの「ぬくもりの中で」がリリース
されたのは2001年08月30日プリンセスソフト、とは言え
そんなことは露知らずシューティングの新作を買いに
ゲーム屋に、今日はいい天気だ。
店に行くもお目当てのゲームは見つからず。
落胆の想いのまま夕食の事等を考えていると、ふと目が止まる、
そのゲームはじっとこちらを見つめていた、出会いである、
バカゲー好きの本能がざわつく。
さて、、大切な想いがどれほどの物か
試してやるわと言わんばかりの勢いで定価で購入。
電源を入れると、今までとは予想もつかない
悲しげな歌が流れ始める、いつもなら
何も考えていないおき楽なテーマが
流れるはずなのに。
で、このゲーム、通学途中の主人公が痴漢に間違われヒロインと出会う、
その娘は昔主人公と出会っていて、、、という何ともお約束かつ定番な
出だし。ラブラブな学園生活が続いて、たまにライバルとか居て、
最後は告白ハッピーエンド等と考えていたら
とんでもない
ただの学園ラブコメ恋愛シミュレーションじゃあ、ない。
主人公、ヒロイン共に母親、父親を失っているのも
危険な香りだが、
何とヒロイン「新橋美奈」は急速に歳を重ねてしまう
昔出会った女の子のクローン、
さらに死んだ父はマッドサイエンティスト、
先輩でありヒロインの姉は事故で目が、、、
こんな悲しい生い立ちの二人に好かれてしまい、
どっちを選択するのが人として正しいのか
考えている間に、考えもまとまらないまま
二人の親同士が結婚、同居する事に。
従姉弟は主人公が好きな学校の担任、
ヒロインとの選択肢に登場する幼馴染は実は幽霊、
さらにはショタやロリ、仮面を被った生徒会長等等、
およそそんな学校があってたまるかと言わんばかりのキャスト。
これは強烈である。
本来、この手のゲームは二人が結ばれる所で
エンディングのキャッチーな主題歌が流れ始め、
「ああ、こんな恋愛してみたい」(?)等の
余りにも果てのなさすぎる妄想を抱かせ終了、
純愛を経験した割には
すぐに次の恋愛ゲームに身を投じるシンドロームを
植え付ける麻薬性を売りにするゲームのはず。
しかし、このゲームは違うのだ、何もかもが。
二人がお互いの想いを告げた後に、それは始まるのだ、
自分の話を親身に聴いてくれると判るや否や、
散々己の不幸を主人公にぶつけまくった挙句、
「それもこれも貴方のせい、でも好き」的な
わけのわからない分裂症を引き起こすヒロイン、
「それでも俺はおまえを愛している」
などとプレーヤーを無視して語り始める主人公、
そんなこんなで
ヒロインには奇跡が起きハッピーエンド
姉は「実は手術すれば目は治る」と、今までの
主人公の功労を全く無視したとんでもない
事を言い出しハッピーエンド
誰とも結ばれないと従姉弟がなんの脈絡もないまま
「彼女は出来たの?」等とカマをかけてきて
一緒に温泉につかり何故かハッピーエンド
幽霊はそれと知らず告白したとたんに天に帰り、
10年後に生まれ変わり主人公と再会を果たし
推定28歳の主人公は10歳のお子様に大喜び。
奇想天外、もうこうなるとインド人じゃなくても
ビックリである。
こんなに唖然としたのは、ビデオに録画したバタリアンが
ラスト5分でテープが切れて、もう20年近く
エンディングを見たことがないのと
同じくらいの唖然度だ。
もうどう考えても腑に落ちない展開に何処に
この釈然としない想いを
ぶつけていいか悶々としている時、ふとしたHPに
「このゲームは18禁ゲームのコンシューマ用移植作品」
という記載を発見。
納得。
中途半端にエッチな展開や文化祭に殺人犯が乱入するなど、
PS用に作られたにしては怪しすぎる展開の正体が
明らかになる瞬間。
そう、このゲームはある意味
「ハンバーグの挟まってないハンバーガー」
もしくは
「ウナギの乗ってないウナ重」
だったのだ。
いや、なにもエッチじゃないと駄目とは
これっぽっちも思ってないが、そういう事である。
素晴らしいゲームをありがとう。
銀河の歴史が、また、各個撃破。